教育改革
授業改善推進への取り組み

 授業改善推進への取り組み

 本校では、「自己の目標の実現を目指し社会性と創造力、自己管理力を身に付け、社会に貢献できる者」を育成することを目標に、全職員が一丸となって授業改善に取り組んでいます。知識の伝達に留まらず、生徒一人ひとりが主体的・対話的で深い学びを実現できる授業実践を以下の観点から推進しています。

 「主体的・対話的で深い学び」の実現

  1. ICTの効果的な活用(生成AIの適切な活用を含む)
  2. カリキュラム・マネジメントと評価の改善
  3. 教員間の協働と指導力の向上
  4. 教員同士の相互授業参観と研究授業の実施
  • 外部研修と先進校等の視察による知見の獲得(R7年度 県立浦和高校・県立大宮高校/渋谷教育学園渋谷中学高等学校・都立西高校/EDIX・関西万博)                                        
  • 海外を含めた視察受け入れによる知見の普及と深化(R7年度 台湾・国立新竹科学園区実験高級中学校/福島県立安積高等学校/横浜市立南高等学校・横浜市教育委員会/島根県教育委員会/筑波大学/茨城大学/鳴門教育大学等)

 これらの取り組みを通じて、生徒たちが変化の激しい社会で自律的に学び続け、活躍できる力を育むための、質の高い教育を提供し続けてまいります。

2026.1.30 授業公開

生徒が主役の授業を!県内の先生方をお招きして公開授業を行いました

 1月30日(金)、本校にて理科の公開授業が行われました。 当日は茨城県高等学校教育研究会理化部の活動として県内各地から約20名の先生方が来校され、本校の生徒たちが学ぶ様子を参観されました。

【当日の様子】

 1年生(化学基礎):教室で行う実験授業を公開しました。机上で起きる酸化還元反応を目の当たりにし、驚きや発見の声が上がる場面も。教科書だけでは得られない「体験を通した学び」を実践しています。

 2年生(化学):こちらは「対話」がテーマ。一方的な講義ではなく、生徒と生徒、生徒と先生が活発に意見を交わす双方向型の授業です。問いに対して自分なりの考えを述べたり、友人の意見に耳を傾けたりする真剣な眼差しが印象的でした。

 多くの先生方に見守られる中、いつも以上に張り切って授業に参加する生徒たちの姿が見られました。本校では今後も、生徒が能動的に学べる授業改善を推進していきます。

 

教室内での実験の様子。目の前で起きる変化に生徒たちも夢中です。

県内から約20名の先生方が参観され、熱心な質疑応答も行われました。

2025.11.28 学校公開

学校公開は、保護者・地域への開かれた教育を体現する場であると同時に、教員にとっての貴重な「相互研鑽」の機会となるものです。

教科や中高など従来の枠を超え、教員同士による授業参観を積極的に実施し、他者の指導技術、生徒との対話、授業構成の精緻さを肌で感じることで、自身の教育実践に対する多角的な視点を獲得することができました。また当日は、ひたちなか市立学校の先生方が研修目的で多数参加されました。

 

 

2025.11.26 研究授業

県教育委員会から指導主事の先生を招き、研究授業を行いました。21組の家庭科の授業を見学後、管理職、指導教諭、他教科の教員を交え、学校全体の授業改善に向けた研究協議を行いました。

特に印象に残ったことは、授業後半の生徒による実験です。通常の生徒実験は、グループで行い、意欲的な生徒が中心となる場合が多く見られます。今回は、一人ずつ実験道具が用意され、全員が生き生きと実験に取り組む姿が印象的でした。また、教員の手元を映し、モニターに表示するなどのICT活用も参考になりました。

 

2025.9.3 高校教員による附属中での特別講義

高校の試験期間を利用して高校の教員が、附属中学校の生徒に向けて専門性を活かした特別授業を実施いたしました。教員相互の専門性や発達理解の向上を図る、研修の場となりました。   実施講座一覧.pdf

2025.6.19 先進校視察②

学苑祭の準備期間を利用して、中学・高校から4名の教員が先進校視察を行いました。 

 渋谷教育学園渋谷中学高等学校

 渋谷教育学園渋谷中学高等学校は、探究学習にも力を入れ、東大の総合型選抜でも合格者を出している学校です。以下の取り組みが参考になりました。                                           

 教育理念に基づく学習機会の創出: 「自調自考」の理念に基づき、日ごろから生徒に自己選択と自己決定の機会を数多く作り(「それで何がしたいの?」と問いかける)、安全な挫折体験を重ねさせる。
基礎学力と知識の強化: 中高の学習量ギャップ解消のため、中学では言語活用能力育成を目的とし、大量の読書と記述を通して語彙力を強化。また、知識量が読解に影響するため、各教科で知識を増やす努力をしている。
探究と演習の重視: 高校では「自調自考」を深めるため、高1〜高2で1万字以上の卒業論文(探究)を必修化。高3は理社の一部を除き演習中心の授業となる。

東京都立西高等学校

 東京都立西高等学校は令和6年度京都大学の合格者が多く出た学校です。以下の取り組みが参考になりました。

国際性の活用: ALTを活用し、ケンブリッジ検定やIELTSも視野に入れたライティング指導に力を入れている。
受験対策の課題とフォロー: 年内に2次対策をじっくり行えず、共テ後が本格的な勝負となる。そのため、共通テスト後は3分の1〜半数の生徒が登校し、添削指導などを受ける体制を整えている。
 

視察を通して得た具体的な学習方法などを、今後の「授業改善」のヒントにし、より良い実践につなげていきたいと思います。

2025.6.13 研究授業

6月12日から本日にかけ、11名の教育実習生が研究授業を行い、2〜3週間にわたる実習を無事修了しました。多くの先生方も参観し、ICTの新たな活用方法など視点が広がる機会となりました。大学に戻り、今回の経験を活かして一層研鑽に励むことを期待します。

2025.5.23 先進校視察①

第1回定期考査の期間を利用し、4名の教員が先進校視察を行いました。

 埼玉県立浦和高等学校(男子校)

浦和高校は東大の合格者数が県立学校として全国トップクラスであり、「尚文尚武」「三兎を追え」の理念のもと、文武両道を徹底している学校で、本校と似た雰囲気を持った学校です。進路指導では「行きたい大学」を貫く高い志を育み、高2の部活終了後(19時)に受験準備講座を実施し、仲間と挑む集団作りを重視しています。授業を見学させていただき、数学では単元順序を工夫して高2までに教科書を終える進度の速さと、そのための予習を前提とした演習中心のアクティブラーニングの授業を見学することができました。生徒同士が教え合う、先生の代わりを務めるなど、生徒の主体性を最大限に引き出す授業形態が見られました。また、朝6時半から夜21時まで開校し、「学年+2時間」の自習を学校内で確保できる環境整備も参考になりました。

埼玉県立大宮高等学校(共学)

大宮高校は、理数科を有し、共学ながら浦和高校に次ぐ東大合格者を輩出しています。授業改善のヒントは、生徒の自信と基礎学力定着を促す「管理型教育」にあります。具体的には、教科書準拠の演習問題集『青チャート』からほぼそのまま出題する「青チャートテスト」を高2から導入し、既習内容の復習を強制することで、塾に頼らず自力で学習する習慣と知識定着を図っています。定期テストの難易度も標準的な問題で構成し、生徒が高得点を取りやすくすることで自信を持たせる狙いがあります。また、65分授業や入試問題分析冊子作成など、授業の質向上のための取り組みも参考になりました。