
20日(水)、各クラスの出席番号22番の生徒8名が集まり、1人70秒ずつ選んだ本についてプレゼンしました。
エントリーされた8冊は、次のとおりです。
・マーシー・シャイモフ『脳にいい事だけをやりなさい』三笠書房
・岡本太郎『自分の中に毒を持て』青春文庫
・宮崎駿『本へのとびら』岩波新書
・森博嗣『「やりがいのある仕事」という幻想』朝日新書
・桜井章一『決断の作法』SB新書
・佐藤愛子『それでもこの世は悪くなかった』文春新書
・西村直樹『働き方を見直しませんか-人間らしい生き方を創るために』学習の友社
・矢部宏治『知ってはいけない隠された日本支配の構造』講談社現代新書
参加者による投票の結果、第7回のチャンプ本には、14組の高木もも花さん(写真、右から4番目)の推薦した矢部宏治『知ってはいけない隠された日本支配の構造』(講談社現代新書)が選ばれました。以下は、高木さんのコメントです。
「この国は「戦後日本」と呼ばれることがあります。この本では、国民はもちろん、首相でさえもよくわかっていない「ウラの掟」が数多く存在し、社会全体の社会全体の構造を大きく歪めてしまっているとされ、さらに、そういう掟のほとんどは、日本と政府の間ではなく、アメリカ軍と日本のエリート官僚のあいだで直接結ばれた、占領期以来の軍事上の密約が起源とされているとしています。私は戦争を体験したことがないので、戦争が日本であって、そのことが与えた影響がとても大きなものだったということしかわかりません。とても大きいなんて言葉でまとめていいものかどうかも分かりません。ですが、この本を読んで、戦争が与えた影響は目に見えるものだけではないということが分かりました。そして、戦争は二度と起こしてはいけないものだと思いました。」