第9回ランチタイム・ビブリオバトルat校長室 2017.10.3
 9月25日(月)、1年生7名が集まり、1人70秒ずつ選んだ本についてプレゼンしました。
 エントリーされた7冊は、次のとおりです。
・本川達雄『ゾウの時間 ネズミの時間-サイズの生物学』中公新書
・平田オリザ『演劇入門』講談社現代新書
・石田淳『なぜ一流は「その時間」を作り出せるのか』青春新書インテリジェンス
・中沢新一『ポケモンの神話学』角川新書
・白川敬裕『憲法がヤバい 改訂版』ディスカヴァー携書
・池上彰『池上彰の世界の見方』小学館
・鈴木敏夫『ジブリの仲間たち』新潮新書
 参加者による投票の結果、第9回のチャンプ本には、12組の大貫遥加さん(写真、右から3番目)の推薦した本川達雄『ゾウの時間 ネズミの時間-サイズの生物学』(本川達雄)が選ばれました。以下は、大貫さんのコメントです。
 「動物の体の大小によって、運動量や食事量、そして寿命が異なるということは動物ごとに一生の長さが変わるということである。つまり、それぞれの動物が体感する時間の速さも異なる。この本では、「動物」に関する生物学の話から「時間の流れ」という哲学的な思考を導いている。科目的には理系と文系に分かれた話ではあるが、うに密接に関係している。
 また、この本には様々な自然の法則や規則が紹介されている。一見すると、何も関係がないようだが、自然は美しく整った関係性から構成されているのだ。他には人間と動物の違いについても興味深く書かれている。「ひれvsスクリュー」の話は特に印象に残った。スクリューを持つ動物がいないのはスクリューが非効率的だからという文がおもしろいと感じた。では、人はスクリューを使っているのかという疑問はこの本を通して少し理解できた。生物に最適な形を持っているのだと思った。」
 
第10回ランチタイム・ビブリオバトルat校長室 2017.10.3
 7月からはじめたランチタイム・ビブリオバトルも、今回が10回目となりました。これで、1年生の4分の1の皆さんと校長室でお話ししたことになります。
 さて、9月28日(木)、1年生8名が集まり、1人70秒ずつ選んだ本についてプレゼンしました。
 エントリーされた8冊は、次のとおりです。
・余華『ほんとうの中国の話をしよう』河出書房新社
・荒木香織『ラグビー日本代表の心を変えた「心の鍛え方」』講談社+α新書
・司馬遼太郎『項羽と劉邦』新潮文庫
・宮本慎也『意識力』PHP新書
・百田尚樹『鋼のメンタル』新潮新書
・ミヒャエル・エンデ『モモ』岩波文庫
・池上彰『わかりやすく<伝える>技術』講談社現代新書
・養老孟司『バカの壁』新潮新書
 参加者による投票の結果、第10回のチャンプ本には、17組の中原悠人君(写真、左から3番目)の推薦した荒木香織『ラグビー日本代表の心を変えた「心の鍛え方」』(講談社+α新書)が選ばれました。以下は、中原君のコメントです。
 「2015年のラグビー・ワールドカップでの日本代表の快進撃を覚えている方も多いと思います。一体どうして、日本は強豪相手に勝てたのか。そこには、前メンタルコーチの著者が選手たちに施したスポーツ心理学的なメンタルスキルコーチがありました。流行語にもなったルーティーンの正体、プレッシャーの跳ねのけ方、オンオフの切り替え。普段皆さんが考えている「目標は高く」「ゾーンに入る」といったものが心理学的側面によって次々とくつがえされていきます。試合や大会に向けて部活動に打ち込む一高生の皆さんに、ぜひ読んでほしい一冊です。」
 
第11回ランチタイム・ビブリオバトルat校長室 2017.10.10
 3日(火)、各クラスから生徒8名が集まり、1人70秒ずつ選んだ本についてプレゼンしました。
 エントリーされた8冊は、次のとおりです。
・中野信子『サイコパス』文春新書
・尾木直樹『いじめ問題をどう克服するか』岩波新書
・平睦夫『ドナルド・トランプ 奇跡を起こす10倍思考』経済界新書
・百田尚樹『鋼のメンタル』新潮新書
・渡辺和子『置かれた場所で咲きなさい』幻冬舎
・植西あきら『人生がうまくいく引き寄せの法則』扶桑社文庫
・池上彰『日本は本当に戦争する国になるのか?』SB新書
 参加者による投票の結果、第11回のチャンプ本には、18組の柴沼健人君(写真、右から2番目)の推薦した百田尚樹『鋼のメンタル』(新潮新書)が選ばれました。以下は、柴沼君のコメントです。
 「僕が今回紹介するのは、『永遠のゼロ』などで有名な百田尚樹さんが書いた『鋼のメンタル』という本です。この本は、題名通り、もちろん人間のメンタルに関して書いてあるのですが、百田さんの本業は心理学者ではないので、心理学に基づいてメンタルを強くする方法を書いてあるようなものではなく、あくまでも百田さんの持論によって書かれています。しかし、SNSなどでたびたび炎上し、それでも歯に衣を着せぬ言動を繰り返す百田さんのメンタルに関する持論は、素直に参考にしたいと思うような部分もとても多く、純粋に話としても面白く感じました。読んだ後に自分が少しタフになった気分になれる、おすすめの本です。」
 
第12回ランチタイム・ビブリオバトルat校長室 2017.10.10
 6日(金)、各クラスから生徒6名が集まり、1人70秒ずつ選んだ本についてプレゼンしました。
 エントリーされた6冊は、次のとおりです。
・呉座勇一『応仁の乱』中公新書
・藤原東演『お坊さんに学ぶ 長生きの練習』フォレスト出版
・ジェリー・ミンチントン『うまくいっている人の考え方』ディカバー携書
・三村仁司『一流はなぜ「シューズ」にこだわるのか』青春新書
・松井政就『賭けに勝つ人嵌る人―ラスベガスと日本人』集英社新書
・山田悠介『キリン』角川文庫
 参加者による投票の結果、第12回のチャンプ本には、18組の根本浩平君(写真、右から3番目)の推薦した三村仁司『一流はなぜ「シューズ」にこだわるのか』(青春新書)が選ばれました。以下は、根本君のコメントです。
 「この本の作者である靴職人の三村さんは、イチローや香川真司、高橋尚子選手などの靴を製作してきていて、本人たちもその靴の効果に実感し戦績を出してきました。しかし、使う本人がすごいから結果も出たんじゃないかと思う人もいると思います。そこで、三村さんが作った靴のすごさを証明したいと思います。駅伝で有名なあの青山学院、実は、箱根駅伝を適切に優勝する前年に三村さんが靴を選手のためにオーダーで作り、その翌年青山学院は初めて優勝を果たしました。なぜ優勝できたのか、その答えはこの本の中にあります。」
 
第13回ランチタイム・ビブリオバトルat校長室 2017.10.23
 10日(火)、各クラスから生徒7名が集まり、それぞれ選んだ本についてプレゼンしました。
 エントリーされた7冊は、次のとおりです。
・百田尚樹『カエルの楽園』新潮文庫
・曾野綾子『端正な生き方』扶桑社新書
・村上春樹『海辺のカフカ』新潮文庫
・植西聰『ゆるす力』幻冬舎新書
・池上彰『なぜ、世界から戦争がなくならないのか?』SB新書
・河合隼雄『子どもと学校』岩波新書
・百田尚樹『鋼のメンタル』新潮新書
 参加者による投票の結果、第13回のチャンプ本には、11組の伊勢田天志君(写真、左から2番目)の推薦した百田尚樹『カエルの楽園』(新潮文庫)が選ばれました。以下は、伊勢田君のコメントです。
「私は食べることが大好きで、様々な料理に関心があります。食べてみたい料理のうちにカエル料理というものがあります。私は食べたことが無いのですが、鶏肉のような味がするみたいですね(笑)。そんなカエルが主人公の作品が、この『カエルの楽園』という著著です。この作品は、カエルが楽園を目指して旅に出るという話です。しかし、この作品に登場するキャラクター達は、現代社会の何かをたとえているように思われます。つまり、この作品は、現代社会を風刺する寓話とも感じとれます。こういった作品を通して、もう一度現代の社会をふり返ってみるというのもよいのではないでしょうか。」
 
第14回ランチタイム・ビブリオバトルat校長室 2017.10.23
 12日(木)、各クラスから生徒8名が集まり、それぞれ選んだ本についてプレゼンしました。
 エントリーされた8冊は、次のとおりです。
・能登路雅子『ディズニーランドという聖地』岩波新書゜
・美馬のゆり『理系女子的生き方のススメ』岩波ジュニア新書
・ジェリー・ミンチントン『うまくいっている人の考え方』ディカバー携書
・外山滋比古『思考の整理学』ちくま文庫
・竹内薫『文系のための理数センス養成講座』新潮新書
・玄田有史『希望のつくり方』岩波新書
・斎藤孝『余計な一言』新潮新書
 参加者による投票の結果、第14回のチャンプ本には、13組の根本七海さん(写真、右から4番目)の推薦した竹内薫『文系のための理数センス養成講座』(新潮新書)が選ばれました。以下は、根本さんのコメントです。
「私は、『文系のための理数センス養成講座』という本を選びました。3月の合格者説明会のあと書店に本を探しに行った私は、この本を見つけたとき、自分にぴったりだ!と思いました。なぜなら、私は中学生のころから数学がニガテで、英語や社会が好き、つまり文系であると自覚していました。そして、テスト前など、ニガテな数学を友達に教えてもらったとき、「感覚だよ」と言われたことがありました。私にはそれが理解できないのです。このような体験を思い出し、この本を購入しました。この本によると、文系と理系のちがいというのは、具体的か抽象的か、主観的か客観的かということで、決してどちらかがより優れているということではなく、臨機応変に使い分けることが大事ということでした。」
 
池上彰さんと読書のすすめ 2017.10.28
 現在、1年生のランチタイム・ビブリオバトルを校長室で行っていますが、これまでに池上彰さんの著書が何冊か登場しています。
 池上彰さんは,長野県松本市の生まれで,1973年に慶応義塾大学経済学部を卒業し,NHKに記者として入局しました。池上さんは,小学校6年生の時に『続 地方記者』という本を読んで,「将来は新聞記者になろう」と決めたそうです。
 そして,大学生のときに起こった連合赤軍のあさま山荘事件の報道を機に,「これからはテレビニュースの時代になるかもしれない」と思うようになり,NHKの記者になったと述べています。
 池上さんのお話や文章は、明快でわかりやすいのが特長ですが、その秘訣について、「アウトプットすることを念頭にインプットすることを心がけている。学校の先生方もそうでしょう」とお話しされていたのが印象的でした。池上さんは数多くの編著書を書かれていますが、今年になってから「心に火をつけるフォーラム」の行われた9月14日までに出版された本は確認できただけで何と42冊ありました。
 ビブリオバトルでは、選んだ本の分野に将来進むだろうと感じさせる生徒も何人かいました。生徒の皆さんには、水戸一高の時代に本をたくさん読んで将来のビジョンを描いてほしいと願います。
 
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